鳥を愛する画家。伊藤若冲展に行ってきました!

と、タイトルに付けてしまうと「若冲は鳥だけを愛していたわけじゃない!」と思われる方もおられるかもしれませんが、この「インコ好きの鳥ブログ」としてはやはり若冲の鳥に対する情熱にフォーカスしてみたいと思う次第なのであります。
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先日、京都市美術館で行われていた「生誕300年 若冲の京都 KYOTOの若冲」に行ってきました!

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2016年10月4日〜12月4日(現在は終了しております)と二ヶ月に渡って開催されていて「ずっと行きたいな〜」と思い続けていたものの、なかなか忙しくて足を運ぶ事ができていませんでした。

「このままじゃ行かないまま終了してしまう!」と思い用事の合間をぬって、えいやっと行ってきました!
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鸚鵡(オウム)と雄鶏の絵がメインビジュアルに使われています。

この日は休日ではなく平日に行ったにも関わらず入場待ちの人が並んでいる程の盛況っぷりでした。
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全国的に人気のある伊藤若冲ですが特に京都の錦小路出身、という事もこの注目度の高さの理由の一つかもしれません。

では、ここで伊藤若冲について本当にざっくりと、ですが簡単にご紹介いたします。
若冲は京都で青物問屋の長男として300年前の1716年に生まれました。様々な絵画の手法を学びながら家業をしていましたが、40歳の時に弟に家業を渡し自分は本格的に絵画制作に専念することになります。

若冲は酒や女性関係等の世の中の享楽的な事にはほとんど興味を示さずに、絵を描く事、画法を熱心に追求していたと伝えられています。
様々な植物や動物を多く描いていた若冲ですが、あまりにも緻密に描かれた植物や動物の姿に若冲の技術だけでなく観察眼の非凡さも窺い知ることができます。


そんな、時には「天才画家」言われる事もある若冲ですが、実はとても鳥を愛していたのではないか?と推測できるようなエピソードがいくつもあるんです。
絵も好きなんですが個人的にはその部分でもとても親近感わいちゃうんですよね〜!


■庭に数十羽の鶏を放し飼いし眺め続けていた
生き物の中に「神気」(神の気)が 潜んでいると考えていた若冲は「実際に生き物をしっかりと観察する事が絵を描く事に繋がる」と思っていたと言われています。なので鶏を観察し続けたのは勿論絵を描く為の行動だった、という事ですね。

ただ、鶏の生態を朝から晩まで約1年程ひたすら観察し続け、そこからは2年に及ぶ鶏の写生をし続けたそうなんです。
これってなかなか凄い事ですよね!絵に対する情熱は勿論ですが、鶏への強烈な愛が無いととてもできない事だと思います!

なので若冲の描く鶏達の絵は本当に生き生きとしているだけでなく、ゆったり楽しそうに自由に毎日を過ごしていたんだろうな〜、という事まで伝わってくるんです。
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■街で売られていた雀を買い取って助けてあげたことも
ある日街を歩いていた若冲は雀が売られているところも目撃します。
当時は雀を焼いて食べる等はそれほど珍しい事でもなかったようなのでそういう商人も多かったそうなのですが、何と若冲はその雀を「可哀想だ!」と全て買い取り自分の庭に放して逃がしてあげた、というエピソードがあります。

強烈な鳥に対する愛を感じてしまうのは私だけでしょうか?
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でも雀、可愛いですもんね。お気持ちはよくわかります!


■若冲は猫の絵を描く事を好まなかった。その理由にも鳥という説
猫は狩りを楽しむ習性があります。そして上手に狩りができたものを飼い主に「ほら凄いでしょ!」と言わんばかりに見せに来てくれる、という無邪気な面があるのですが、そのものは小動物、虫だったりネズミだったり、そして時に小さな野鳥だったりする事があるのです。

若冲が猫をあまり好まなかったのは「狩りをした小鳥の亡がらを見せつけにくるから」という説があるとの事。

本物ですね、若冲さん。これは私の個人的な見解ですが彼は本物の鳥好きだったと思います。



と、若冲と鳥について書きましたが勿論それだけでなく犬や魚、人物や空想の生き物等も含め様々なモチーフを対象に若冲は描いています。
そのどれもが素晴らしく、またどこか現代的で優しさ、暖かみを感じさせるような絵でもあります。
私なんかが今更紹介するのも憚られるくらい有名で人気な画家さんですが、興味ある方は画集等もたくさん出ていますので調べてみてくださいー!


そしてお土産に「鶴の絵のてぬぐい」を買ってきました。
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松と梅と鶴、ととてもおめでたいモチーフが描かれた絵なんですが、この鶴がまた特徴的!

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まるで卵のように真ん丸なその姿。美しくて優雅な鶴がどことなくユーモラス!
このあたりの今風に言う「ユルさ」も感じさせるのも若冲が近年でも愛される理由の一つなのかもしれないですね。

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この記事へのコメント

  • Yossy

    愛鳥家の方って、結構多いんですね〜。インコを飼い出すまで知りませんでした。

    上野公園で雀に餌をやっているオジサンがいました。手に乗っているので「雀も手乗り?」と驚きました。びっくりしていると、エサをくれるというので少し分けていただいたら 白米で、あっという間に雀に囲まれ インコ同様 フワッフワのお腹が指先に触りました。餌を食べたい勇気ある雀ちゃんだけが手まで乗っちゃうのでしょうが、可愛いかったです。

    伊藤若冲さん、鳥好きだったんですね
    2016年12月09日 09:49
  • 管理人

    コメントありがとうございます!
    そうなんです、意外と人間と鳥の歴史は結構古く歴史的な偉人で鳥好きだった人もわりといたようです。最近では犬、猫に続いて小規模ながら「飼い鳥ブーム」も起き始めているようで…。

    それは凄い!野性の雀でもそんなに人間に近寄ってくるんですね!そしてとても羨ましい経験ですね〜、私も雀のフワフワ触りたいです…。

    若冲さん、色々な動物を愛していたようですが鳥もかなり好きだったそうです!
    2016年12月12日 14:38
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